お彼岸に墓参りに行かないと、罰当たりだとか不幸になるとかはありません。
お墓参りに行けない場合は、自宅で手を合わせましょう。
お墓参りに行く親戚がいれば、代わりにお供え物を持って行ってもらうのもいいですね。
お彼岸には、お墓参りをするのがやっぱり定番です。
(お彼岸は春分の日、秋分の日とその前後3日間)
でも、お墓が遠方にあるなどで、なかなかお彼岸の時期に墓参りに行けないこともあるでしょう。
この記事では、お彼岸に墓参りに行かないのはダメなのか、墓参りに行けない場合は、どのように過ごせばいいのかを紹介します。
お彼岸にお墓参りに行かないと不幸になるの?
お彼岸にお墓参りに行かないと不幸になるんじゃないか、と不安に思う方もいるかもしれません。
でも、そんなことはないので安心してくださいね。
お彼岸には、絶対に墓参りに行かないといけないわけではありません。
違う時期にお墓参りをしたり、ご先祖様への感謝や供養の気持ちを持っていれば大丈夫です。
たしかに、お彼岸にはお墓に行って、掃除をしたりお線香を焚いたりした方が良いですね。
でも、上手く仕事の休みが取れなかったり、お墓が遠方にあったりして、お墓参りができない場合もあります。
そんな時は、無理してまでお彼岸にお墓参りをしなくても大丈夫ですよ。
「お彼岸に必ずお墓参りをする」という形式よりも「行ける時にお墓参りをする」とか「故人やご先祖様に感謝する」気持ちの方が大切です。
我が家でも、遠方の義実家のお墓参りはお彼岸ではなく、全く違う時期に行くことが多いです。
お彼岸の時期なのに墓参りに行かないと不幸になるとか、罰当たりということはないのでどうか安心してくださいね。
ただ、やっぱりお彼岸に墓参りに行かないとなると、親戚から注意されることもありますよね。
その場合には、お彼岸には都合が悪くて行かないけれど違う時期に行く、ということを伝えておくようにしましょう。
そうすれば身内からも注意されることもありませんよ。
お墓参りに行けない場合は自宅で手を合わせよう
お彼岸にお墓参りに行かない場合、自宅にお仏壇があるなら、お線香をあげ、お菓子をお供えして手を合わせましょう。
自宅にお仏壇がないのなら、お墓がある方向へ向かって手を合わせるようにするだけで十分です。
また、身内がお彼岸の時に墓参りに行くのなら、事前にお線香や日持ちするお菓子などお供え物を送っておき、墓参りに行った際にお供えしてもらってもいいですね。
(一方的に送らずに、事前に相手に確認しましょう)
その場合も、お彼岸の時には自宅で手を合わせて、感謝の気持ちを伝えるようにすると良いですね。
手を合わせて供養をする際は、
「いつも見守ってくださりありがとうございます。お彼岸の時期なのですが、わけがあってお墓参りに行けません。でも遠くから供養の気持ちをささげます」
などと、心の中で祈るようにすると良いでしょう。
そうすれば遠方にお墓があったとしても、あなたからの気持ちが届くでしょう。
ご先祖様も、きっと喜んでくださいますよ。
もちろん罰当たりなことなんてないので、安心してくださいね。
わが家は近所に父親のお墓がありますが、墓参りに来なければ罰を当てるとか、不幸にするとか、あり得ませんよね。
だからといって、ほったらかしでいいという訳ではないですよ。
お墓を建ててわかったことは、遠方でなくても、お盆やお彼岸、命日、それ以外にも時々お墓のお掃除などを毎年続けるのは、簡単なことではないということです。
(最初はきょうだいも手伝ってくれましたが、いつの間にか私の仕事になっています)
10年以上通って思うのは、無理なくできる範囲で、ですね。
しばらく誰もお墓に行けないという場合には、お墓の掃除も気になるでしょう。
そんな時は、お墓参り代行サービスを利用するのもひとつの手だと思います。
お彼岸にお墓参りに行かないのってあり? まとめ
わが家では、お彼岸を親戚が集まれるよい機会と考えています。
お彼岸と命日は、お墓参りをして食事をするのがいつもの流れです。
(子供たちが大きくなると、なかなか都合が合わなくなるものですが)
でも、事情があってお彼岸の時期に墓参りに行かない場合も、お墓がある方向へ向かって手を合わせたり、お仏壇に手を合わせたりすれば全く問題ありません。
そしてお彼岸の時期でなくても、行ける時にお墓参りをしましょう。
遠方からでもきちんと供養の気持ちを持ち、故人様やご先祖様を偲ぶ、ということを忘れないようにすれば、罰当たりではないのでどうか安心してくださいね。
ご先祖様は、今、生きている私たち子孫が健康で幸せでいることを願っていると思います。
そのことに感謝する気持ちが大切ですね。