猫を飼うということは、命を飼うということです。
猫は、犬のように人間の言う事を聞かせることができない動物です。
しかも、お手入れはもちろん、避妊や去勢などの手術も必要である、ということを知っておきましょう。
猫ってとってもかわいいですよね。
しかも犬と比べて猫は飼いやすい、という話もよく耳にします。
でも、猫を家族に迎え入れて飼う、ということを考えているのなら、事前に知っておかないといけないこと、覚悟しておかないといけないこと、というのが山ほどあります。
そこで今回は、猫を飼うんじゃなかったと後悔しないために、猫を飼うとどんな大変なことがあり、飼い主として猫にしてあげないといけないことを詳しくご説明します。
猫を飼うんじゃなかった…とならないために
猫を飼うんじゃなかった…とならないために知っておくべきことがあります。
- 猫は人間の言うこと聞かない
- 猫は家具や壁や柱などをボロボロにするかも
- 猫のトイレは常にきれいにする必要がある
- 猫はブラッシングなどの手入れが必要
- 猫は完全室内飼育をすること
- 猫は避妊や去勢手術が必要
猫を飼うにあたって後悔しないように、事前に知っておかなければいけないことを詳しく解説しますね。
猫は人間の言うこと聞かない
犬とは違い、猫は人間の言う事を聞くことはありません。
基本的に犬は人間と主従関係になるのですが、猫の場合は親子的な関係になるんですよ。
そのため、猫は飼い主を親猫と見なし甘えることはあっても、注意したり怒ったりしても聞く耳を持ちません。
そのため、猫を飼うのなら、猫にいたずらされたくない物や、落とされたくないものなどは、きちんとしまっておく必要があるんです。
我が家にも猫がいるので、いたずらされそうな小物などは全部、しまうようにしていますよ。
猫が万が一いたずらをしても、叱っても無意味なのでそのことをしっかりと覚えておきましょう。
猫は家具や壁や柱などをボロボロにするかも
猫は家具や壁、柱などで爪とぎをしてボロボロにしてしまうことがあります。
我が家も、ソファーやカーテン、障子などは飼い猫によってボロボロにされているんですよね…。
でも、それは猫を飼っているうえでは仕方がないことだとしっかり覚えておき、猫を叱らないでくださいね。
ただし、猫にどうしても家具をボロボロにされたくない場合は、猫に爪とぎ用品を買い与えることと、爪とぎされたくない物や場所に、猫が嫌がるニオイがするスプレーを吹きかけることで対処できますよ。
でも、猫によってはスプレーを吹きかけても、あまり効果がない場合もあります。
やっぱり猫を飼う以上は、家具など何かしらはボロボロにされることを覚悟しておきましょう。
猫のトイレは常にきれいにする必要がある
猫ってとってもキレイ好きな動物です。
トイレが汚れていると、そこで用を足さなくなり、トイレを我慢したり違う場所で用を足してしまうことがあります。
特にオス猫の場合は、トイレを我慢させると膀胱炎などの病気になりやすくなってしまいます。
くれぐれもトイレは常にきれいにしてくださいね。
そうすれば猫もきちんとトイレで用を足せるし、病気にもかかりにくいですよ。
猫はブラッシングなどの手入れが必要
猫は毛が抜ける動物です。
こまめにブラッシングをして、抜け毛を除去する必要があります。
また、伸びた爪を切ったり、歯磨きなどのお手入れもする必要があります。
特に猫の抜け毛は洋服に付きやすいので、ブラッシングはできれば毎日してあげると良いですね。
また、爪は長いままだと、どこかに引っかかって猫がケガをしてしまうこともあります。
そのため、爪切りも定期的に行いましょう。
歯磨きに関しては、猫が噛み噛みすることで歯垢が取れる、歯磨き用おやつなどを与えるのも効果的ですよ!
猫は完全室内飼育をする必要がある
猫は放し飼いにするのではなく、完全室内飼育をしましょう。
放し飼いにしてしまうと、猫は野良猫から病気をもらってしまったり、ケンカをしてケガをしたり、交通事故に遭う可能性があります。
また、よそのお家の庭先で用を足してしまうこともあるんですよ!
猫の健康のためにも、よそのお宅にご迷惑をかけないためにも、猫は完全室内飼育しましょう。
猫は避妊や去勢手術が必要
猫の場合、成長して発情期を迎えると外に出たがったり、オス猫の場合は「スプレー行為」といって、トイレ以外の場所で用を足してしまうことがあります。
でも、メス猫なら避妊手術を、オス猫なら去勢手術をしておくことで、外に出たがったりスプレー行為をしなくなるので安心ですよ。
猫を飼うのなら、後悔しないためにもきちんと避妊や去勢手術を受けさせましょう。
以上が、猫を飼ううえで後悔しないために知っておくべきことです。
猫って飼いやすい動物、と最近話題になっていますが、命を飼うということには変わりありません。
また、猫にもいろんな性格の子がいます。
しっかりと世話をしてあげないといけないので、ぜひ猫を飼う前には、これらのことをしっかり覚えておいてくださいね。
猫をかわいいというだけで飼うと後悔する
猫はズバリ、かわいいから、という気持ちだで飼うと絶対に後悔します。
飼育放棄したり猫を捨てたりするのもNGですよ!
猫は確かにとってもかわいい見た目をしているし、犬のように散歩やしつけなどをする必要もないし、鳴き声が小さい子も多いです。
でも、先ほども解説したように、猫はまず人間の思い通りに行動してくれないし、毛は抜けやすいし、家具や壁などはボロボロにされるし、避妊や去勢などの手術も必要になるんですよ。
病気をすることもあるし、猫にじゃれつかれて、噛まれたりひっかかれたり、読書やパソコンを見ていたりすると、邪魔をしにくることだってあります。
そういったことも全部ひっくるめて、猫を心の底から愛してきちんと最期まで飼育できるのなら、ぜひ猫を飼うと良いでしょう。
でも、家の中をボロボロにされたくないとか、じゃれつかれて痛い思いをしたくない、自分の時間を猫に邪魔されたくない、などの気持ちが少しでもあるのなら、猫を飼うと後悔します。
絶対に猫を飼うことはやめておいてくださいね。
ただ可愛がる、というだけでは、猫は健やかに暮らすことはできませんし、あなた自身もストレスが溜まるでしょう。
猫を飼うのなら、ライフスタイルを猫に合わせるという覚悟を持って、家族に迎え入れてくださいね。
そして猫を飼うことになったら、絶対に最期まで愛して家族でいてあげてください。
猫を飼って後悔して、飼育放棄したり捨てたりするのは絶対にダメですよ!
どうしても猫を飼うことに後悔してしまった場合は、きちんと里親を探してから、猫を譲渡してくださいね。
でもやっぱり、猫はきちんと最期まで面倒を見てあげるべきです。
猫のことをしっかり知って、覚悟を持ってから家族に迎え入れましょう。
猫を飼うことで後悔しないために! まとめ
猫を飼うんじゃなかった…とならないためにも、猫は人間の言う事を聞かないことや、家具などをボロボロにすること、トイレをこまめに掃除してあげること、お手入れが必要なこと、室内飼育を徹底すること、去勢や避妊手術が必要なことなどを知りましょう。
また、猫は飼い主にじゃれついてケガをさせたり、読書などを邪魔しにくる場合もあります。
猫を飼ううえでの大変さも覚悟できていて、猫を一生愛して飼うことができるなら、家族にしてあげてくださいね。
少しでも猫を飼うことで後悔しそうだったら、絶対に猫は飼わないでおくことをおすすめします。