辛くないと言われる新玉ねぎ。
なのに、からいときってありますよね?
新玉ねぎが辛いのは、硫化アリルという成分によるものです。
辛みを抜くには、塩で揉んでから水にさらすか、空気にさらすか、ドレッシングで和えて時間を置くといいですよ。
すると、からい新玉ねぎも美味しく食べることができます。
できれば、シャキシャキしてみずみずしい新玉ねぎは、サラダなどにして生で食べたいですよね!
そこで今回は、新玉ねぎがからい理由や、からい新玉ねぎを見分けることは可能なのか、また新玉ねぎのからみを抜いておいしく食べる方法をご紹介します。
新玉ねぎなのにからい!ピリピリ辛いのはなぜ?
新玉ねぎか辛いのはなぜかというと、タマネギやにんにく・ニラなどに含まれる、硫化アリルという成分。
切ることによって、この成分が新玉ねぎから発生するからなんです。
でも基本的に新玉ねぎって、普通の玉ねぎとは違い、この硫化アリルが比較的少ないんです。
そのため、どちらかというと辛みより甘みが強いものなんですよ。
それでも、新玉ねぎの個体差によっては、硫化アリルを普通の玉ねぎのように多く含んでいるものもあります。
その玉ネギをカットして料理に使うと、からい味になるのです。
新玉ねぎがからいと、やっぱり美味しく食べられないから困りますよね。
(辛みが気にならい人や好きな人はいいですが…)
私も玉ねぎの辛みはやっぱりとっても苦手なんです。
できることなら、からい味のしない甘みの強くてみずみずしい新玉ねぎを選んで購入したいところ。
新玉ねぎが辛いのって見分けられるの?
では、新玉ねぎを購入する際に、硫化アリルが多く含まれているのかどうか、見分けることはできるのでしょうか?
結論から言うと、新玉ねぎが辛いかどうかを見た目で判断することはできません。
先ほどもお伝えしたように、新たまねぎは、普通のタマネギよりは辛みが少ないのが一般的。
しかし、新玉ねぎに限らず普通の玉ねぎでも、ニラやニンニクでも、残念ながら見た目では辛さがわからないんですよね。
からいかどうかは、ある意味運試し的な感じになってしまいます…。
解決策としては、食べ方で工夫するしかありませんね。
ということで続いては、新玉ねぎはもちろん、普通の玉ねぎでもからい味を効果的に抑える方法があるのでご紹介します。
からい味が苦手な人は、ぜひ試してみてください。
新玉ねぎを水にさらす時間や空気にさらす時間は?
冒頭でもお伝えしたように、新玉ねぎのからい味を抜くには次の3つの方法があります。
- 塩揉みして10分水にさらす
- 空気に30分以上さらす
- ドレッシングと和えてから30分以上置く
案外簡単な方法で、美味しく食べることができるんですね。
水にさらすと栄養が抜けるのが気になる…という人は、2つ目か3つ目の方法を試してみてください。
それでは、1つずつ見ていきましょう。
新玉ねぎを水にさらす方法 / 時間は10分
スライスした新玉ねぎに塩を適量振ってよーく揉んでおき、10分経過したら出てきた水分をギュッと絞りましょう。
そして更に水の中に入れて10分さらしておくと、からい味を抜くことができますよ。
水にさらしてから10分経ったら、キッチンペーパーでしっかり水気を拭き取って、サラダや和え物などに使ってくださいね。
我が家でもサラダに玉ねぎを使う際は、この方法をしているのですが、辛みがしっかり抜けるのでかなりおすすめです!
新玉ねぎを空気にさらす方法 / 時間は30分
新玉ねぎをスライスしたら、お皿などに重ならないように広げ、そのまま30分ほど空気にさらしましょう。
空気にさらした場合でも、硫化アリルをしっかり抜くことができるので安心ですよ。
ちなみに、空気にさらしただけではちょっとまだ心配、という場合は、その後水に10分間さらしておきましょう。
より効果的に、新玉ねぎのからい味を抜くことが可能です。
新玉ねぎを水にさらすことで、よりシャキッとした食感になるので、一石二鳥ですね!
サラダならドレッシングと和えて30分以上置く方法も!
ドレッシングと和えてから30分以上さらしておく場合でも、新玉ねぎの辛い味が抜けます。
新玉ねぎをサラダにして食べる場合は、ドレッシングとしっかり和えて、そのまま30分以上おきましょう。
食事を作る時に少し早めに作っておけば、準備している間に辛みが抜けて美味しく食べられるようになります。
水や空気にさらすという手間も不要なので、とってもお手軽ですね。
以上が、からい新玉ねぎを美味しく食べる方法です。
もちろん新玉ねぎでなくても、通年スーパーで出回っている普通の玉ねぎも、これらの方法で辛みを抜くことができるので、美味しく食べられるんですよ。
サラダなど、生で新玉ねぎや玉ねぎを食べる際に、からいと美味しくないですからね…。
それを防ぐためにも、ひと手間加えて食べやすく美味しくしましょう!
新玉ねぎがからいのはなぜ?まとめ
新玉ねぎがからい味になってしまうのは、玉ねぎやニラやニンニクなどにも含まれる硫化アリルという成分によるもの。
基本的に新玉ねぎは硫化アリルが少ないのですが、個体差によっては、やっぱり生で食べるとからい場合があります。
そこで、新玉ねぎを塩揉みして水にさらすか、空気にさらす、ドレッシングと和えてさらすことで、しっかりからい味を抜くことができますよ!
新玉ねぎを美味しく食べるためにも、ぜひお試しくださいね。