猫がおしりを高くあげるのには、いくつか理由があります。
猫がおしりを高くあげるのは、飼い主さんになでてたり触ってほしい時か、発情している時、もしくは威嚇(いかく)をしているなど戦闘態勢になっている時なんですよ。
猫がおしりを高くあげるのはどんな気持ちになっているのか察してあげる方法と、そんな時に飼い主は何をしてあげたら良いのかを解説します!
猫がおしりを高くあげる理由は?
猫がおしりを高くあげるのは、次のどれかです。
- なでたり触ってほしいという気分
- 発情している
- 威嚇をして戦闘態勢になっている
案外猫って、いろんな気分でおしりを高くあげることがあるんですね。
飼い主としては、猫が今どんな気分でおしりを高くあげているのかを察してあげるべきです。
ということで、見分ける方法を紹介しますね。
なでてほしい
まずは、ニャーニャーと鳴いたり体をすり寄せてきたりして、そしておしりを高くあげる場合です。
鳴いたりすり寄って来ておしりを高くあげるのは、なでてほしいからなんですよ。
猫は、飼い主さんになでてほしい、触ってほしいとアピールしている証拠です。
特に、甘えん坊な性格の猫ちゃんなら、飼い主さんに甘えてきておしりを高くあげる、といった行動をすることが多いですよ。
発情しているから
まだ去勢手術や避妊手術をしていない猫ちゃんの場合、発情期に入ってしまうと、大声で鳴いたり、壁や柱に体をこすりつけて、おしりを高くあげるなどの行為もします。
そのため、もし体をすり寄せているのが飼い主さんではなく、壁や柱の場合は、飼い猫が発情しているんだと察してあげるようにしましょう。
ちなみに、オス猫の場合は発情期に入ると、スプレー行為といってトイレ以外の場所で用を足してしまうことがあるので、早めに去勢手術を受けさせるべきですね。
威嚇(いかく)しているなど
おしりを高くあげる状態になっているだけでなく、毛が逆立ち耳をペタンと横に伏せているのなら、猫が何かに怖がって威嚇していたり、戦闘態勢になっているサインです。
おもちゃや鏡に映った自分の姿、もしくは多頭飼いしている場合は、他の猫にも威嚇する場合がありますよ。
また、まだ猫を飼い始めたばかりで慣れてない場合も、飼い主さんに対しておしりを高くあげるようにして威嚇することがあります。
我が家の飼い猫も飼い始めた2~3日は、私たちに全然慣れてくれなくて、近付くと威嚇されました…。
猫がおしりを高くあげる時に飼い主がすべきことは?
猫がおしりを高くあげる時、飼い主さんが猫のためにしてあげることは、お尻を高く上げている理由によりますね。
- 甘えているならたくさんなでてあげること
- 発情しているなら去勢や避妊手術を受けさせること
- 威嚇している場合は、そっとしておいてあげること
甘えているならたくさんなでてあげる
飼い猫が甘えてきておしりを高くあげるのなら、たくさんなでてあげたり、抱っこが好きな子なら抱っこをしてあげると良いでしょう。
すると猫もとっても喜ぶので、飼い主さんに更になついて、よく甘えるようになりますよ。
我が家の飼い猫も今ではすっかり甘えん坊になったので、なでたりブラッシングをしてあげると、おしりを高くあげるんです。
猫が甘えてくるということは、飼い主さんのことが大好きで母猫のように慕っている証拠。
ぜひたくさん甘えさせてあげると良いでしょう。
発情している場合は去勢や避妊手術を受けさせる
発情してしまって、体を壁などにこすりつけながら、おしりを高くあげるのなら、早めにかかりつけの獣医さんと相談して、去勢もしくは避妊手術を受けさせるべきですね。
先ほども説明したように、オス猫の場合は、去勢手術をきちんと受けさせないとスプレー行為をしてしまうし、メス猫の場合は避妊手術を受けさせないと、大声で鳴いたり外に出たがるようになってしまいます。
大声で猫が鳴くと近所迷惑にもなりかねません。
怖がっているものを遠ざけたりそっとしておく
猫が威嚇をしているということは、何かに怖がっていたり戦闘態勢になっているということ。
威嚇対象のものを遠ざけて、猫を安心させましょう。
また、猫を飼い始めたばかりで威嚇される場合は、飼い主になれるまで、そばにはあまり近寄らずにそっとしておくと良いですよ。
ただしご飯とお水をしっかり与え、トイレも清潔にしておくことは絶対に忘れないようにしてくださいね。
まとめ
猫がおしりを高くあげるのは、飼い主さんに甘えているか発情している、もしくは威嚇をして戦闘態勢になっているなどの気持ちからです。
甘えている場合は飼い主さんに体をすり寄せてきますが、発情している場合は壁や柱に体をこすりつけおしりを高くあげるため、すぐわかりますよ。
また威嚇して戦闘態勢になっている場合も、毛が逆立って耳が横にペタンと倒しているので、やっぱり気持ちを察することはできるでしょう。
愛猫の行動から気持ちを察して、対応してあげましょうね。